仕事を辞めたい!看護師の向き不向きについて!

青年海外協力隊で看護師としてバングラディシュに派遣!

 

私は看護学生時代に、災害看護や海外の看護活動について講義を受ける機会がありました。

 

それを聞き、いずれは海外に出て看護師として働いてみたいと思っていました。そして実際にイギリスに簡単なボランティアに従事したりしました。

 

 

ですが、それはあくまでボランティア。看護師にしかできない仕事をしたわけでなく、「海外でちゃんと”看護師”として働いてみたい!」という気持ちは、イギリスにいったことでより強くなっていました。

 

 

看護師として海外に出る方法は、留学し海外の看護師のライセンスを取ること、NGOやAMDA、国境なき医師団などに参加するなど、いろいろな方法があります。

 

しかしいずれも語学力レベル、看護師の経験年数の問題などもあり、それは20代の私には難しいなと感じていたのですね。

 

そんな時に私が選んだ海外に出る方法は、青年海外協力隊に参加するということでした。

 

 

ちょうど青年海外協力隊について興味を持ち始めた時に、過去の同僚に協力隊OBがいるということを知りました。

 

職種は違いましたが、実際に現地でどんな活動を行っていたのか、という経験談を聞くことが出来ました。

 

またその同僚に連れられて、OB会にも参加をしました。そこでなんと私の高校の恩師とまさかの再開!お互いにそれはもうビックリしました。

 

その恩師も、私が高校卒業後に協力隊に参加していたことがその時に分かりました。

 

 

私の周りにもOBがいたことに強い縁を感じ、どんどん参加する意思が固まっていったのです。それから、次の募集で応募し試験を受けるに至りました。

 

 

青年海外協力隊というのは、JICA、国際協力機構という政府開発援助の実施機関が行っている事業の一つで、JICAボランティアの事業に位置付けられています。

 

主に要請のあった開発途上国にボランティアを派遣し、現地の経済や社会の発展のため、また異文化交流や理解を深めるために活動をします。

 

 

青年海外協力隊に参加する時には、募集要項を取り寄せますが、その中に各国の要請が記載された小冊子が含まれています。

 

それを見ると、どの国がどのような看護師を求めているのか、必要な科の経験年数を知ることができます。

 

私はNICUの経験があったため、NICUの要請のある国を希望として出しました。

 

 

応募の後には試験があります。職種別試験、語学試験、面接があるのですが、驚いたことはプライマリヘルスケアについて説明をしてくださいと言われたこと。

 

たまたま勉強していたので答えることが出来ましたが、これにもし答えられなかったら…合格していなかったかもしれません。

 

 

試験に合格後3ヶ月の事前研修を受け、バングラデシュの小児病院に派遣をされました。

 

ここでの主な仕事の目的は、新設された病棟の看護師の技術指導。

 

 

とても意気込んでいった私ですが、新設された病棟は、まだまだ機能は十分とはいえず、まず看護に必要な物品をそろえること、また患者が安心して滞在できるベット環境を整えることから始まりました。

 

 

言葉も違い、物資にも制限があるので、必要な物品をそろえることもなかなかスムーズに行きません。

 

何に対しても院長の許可がなくては購入することもできません。

 

いろいろな交渉には時間はかかりましたが、その間に院長や看護部長、そのほかスタッフとの信頼関係はどんどんできていったので、物事が進まぬもどかしさはありましたが、有意義な時間であったと思います。

 

 

小児病院に配属になり驚いたことはたくさんあります。

 

大きな病棟も個室のある病棟もありましたが、印象的だったのは、体育館ほどのある病室に、男女混合でベットが60台くらいずらっと並んでいる様子です。

 

猫なども出入りしていましたし、使用済みの針が床頭台に無造作に置いてあるということも衝撃的でした。

 

 

看護師の人数も少なく、私もマンパワーとして働くこともありました。

 

そしてそこから見えてきた問題と看護部長の要請を受けて、院内の医療廃棄物の分別、感染対策などを徹底することにも取り組みました。

 

 

私の所属する病院は、約300床もあり、それを看護する看護師を個人指導するには限界があります。

 

そのため語学の不安がなくなってからは、看護師を集めて勉強会なども行いました。

 

 

私が直接勉強会を行ったこともありますが、途中からは地元看護師たちに任せるように。

 

それは私が任期の2年を終わって帰国しても、自分たちだけで勉強会を続けていってほしいと思っていたからです。

 

 

ボランティアで出来ることというのは限られていますが、地元看護師が主体で進めると、勉強したことが自分たちにそのまま反映されていきます。

 

一人一人の意欲も向上しますし、グループワークなどで仲間意識が高まり、勉強会を継続することが出来たのです。

 

 

青年海外協力隊の活動内容は、草の根レベルですし、それほど大きなことは出来なかったかもしれません。

 

しかし一緒に看護をする中で、日本人の看護に対する姿勢を少しは見せることが出来たかなと思っています。

 

また一緒に研修旅行に行ったり、連休には別の看護師の里帰りについていくなど、密なかかわりが出来たことはよい思い出です。

 

 

バングラデシュに行って心境の変化は、もっと開発途上国の看護いついて勉強したいと思ったことです。

 

バングラデシュに限らず、衛生環境が整っていない国、病院もたくさんあるでしょう。

 

また青年海外協力隊だけでなく、日本のNGOが活躍しているところもたくさんあります。

 

 

世界中でのような問題が起こっているのか、そして日本にいる私に何が出来るかということについて、もっと知りたいと思うようになりました。

 

またそれをきっかけにケニアに病院を見に行くスタディーツアーにも参加したこともあります。

 

それらを含めバングラデシュでの青年海外協力隊の体験は、本当に良い経験になったと思っています。

 

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